ベルリンはドイツ連邦共和国の首都で、人口は350万人。ベルリンだけで単独の州を形成している。
紋章には有名な「ベルリンの熊」が描かれている。なぜベルリンの紋章にこの熊が現れたのか、その起源ははっきりしない。第一の説は、ブランデンブルク辺境伯領を築いたアルブレヒト1世、の添え名が「熊」であることに由来する、というものだ。他に、ベルリンの音と近い熊(ベール)が取り入れられたという説がある。熊は1280年の印章に初めて現れ、しばらくブランデンブルクやプロイセンの鷲とともに描かれてきたが、20世紀になり、熊が単独で用いられるようになった。
なお、ハンブルクと同様、公式の紋章とは別に、市民が自由に使える紋章も存在している。