2016/05/01
読んだもの(4/2016)
連邦制、とくにドイツとナロードニキ。それに付随して、マルクス主義における民族問題と共同体論。あとはひたすら『スラヴ研究』。
Корольовのものは初めて読んだウクライナ語論文だが、かなり雑だった。Langewiesche, von Mohrenschildtはどちらも良書。
Langewiesche, Dieter, Reich, Nation, Föderation: Deutschland und Europa, München, 2008.
Von Mohrenschildt, Dimitri, Toward a United States of Russia: Plans and Projects of Federal Reconstruction of Russia in the Nineteenth Century, East Brunswick/London/Toronto, 1981.
Freeze, Gregory L., "The Soslovie (Estate) Paradigm and Russian Social History," in The American Historical Review 91(1), 1986, pp.11-36.
Dixon, Simon, "Russia's Soslovie (Estate) Paradigm Revisited," in The Slavonic and East European Review 93(4), 2015, pp.732-740.
Stakhiv, Matviy, "Drahomanov's Impact on Ukrainian Politics," in The Annals of the Ukrainian Academy of Arts and Sciences in the U.S., Vol. II, Spring, 1952, No. 1 (3), pp.47-62.
Хрипаченко, Т. И., "«Автономия» и «Федерация» в дебатах либералов и украинских националистов по «Украинскому вопросу»," in Вестник Омского университета, 2011, № 1, c.123-131.
Кудряшев, Вячеслав Николаевич, "М. П. Драгоманов и русские социалисты: дискуссия о федерализме," in Вестник Томского государственного университета 336, 2010, с.82-85.
Корольов, Геннадій, "Ідея федералізму як парадигма історичної перспективи доби Української революції 1917–1921 рр.," in Український історичний журнал 494, 2010, с.103-117.
和田春樹『マルクス・エンゲルスと革命ロシア』勁草書房、1975年。
和田春樹『農民革命の世界 : エセーニンとマフノ』東京大学出版会、1978年。
肥前栄一『ドイツとロシア : 比較社会経済史の一領域』未来社、1986年。
アンダーソン, ジョージ『連邦制入門』関西学院大学出版会、2010年。
イム・ホーフ, U.(森田安一監訳)『スイスの歴史』刀水書房、1997年。
コリー, リンダ(川北稔監訳)『イギリス国民の誕生』名古屋大学出版会、2000年。
外川継男「ゲルツェンにおける「スラヴ連邦」の思想をめぐって」『東欧研究会会報』2、1966年、16-22頁。
青木節也「「民族革命」の運命―ウクライナにおける民族統一戦線の成立と解体 1917-1920―」菊地昌典編『ロシア革命論 歴史の復権』田畑書店、1977年、260-301頁。
矢田俊隆「プラハに開かれた最初のスラヴ民族会議がヨーロッパ諸民族にあてた声明 (訳及び解説)」『スラヴ研究』3、1959年、93-100頁。
萩原直「ニコライ・バルチェスクにおける「ネーション」と「農奴解放」の問題」『スラヴ研究』6、1962年、43-64頁。
鳥山成人「ポーランド=リトワ連合小史(ミェルニクの連合まで)」『スラヴ研究』10、1966年、1-26頁。
外川継男「檄文の時代 : 人民主義の発生をめぐる若干の資料と解説」『スラヴ研究』16、1972年、161-207頁。
伊東孝之「東欧の民族問題とマルクス主義の民族自決権概念 : ローザ・ルクセンブルク」『スラヴ研究』18、1973年、53-96頁。
鳥山成人「エカテリナ2世の地方改革―その動機と背景に関する問題と諸見解―」『スラヴ研究』20、1975年、25-48頁。
早坂真理「ヴァレリアン・カリンカの保守主義思想 : 農民解放とホテル・ランベール(1852-1861)」『スラヴ研究』22、1978年、191-216頁。
原暉之「シベリア・極東ロシアにおける十月革命」『スラヴ研究』24、1979年、75-126頁。
西山克典「ロシア革命と農民―共同体における"スチヒーヤ"の問題によせて」『スラヴ研究』29、1982年、11-40頁。
林忠行「パリ平和会議の期間におけるチェコスロヴァキアと「ロシア問題」」『スラヴ研究』30、1982年、71-94頁。
稲掛久雄「「人民の権利」党をめぐって―その形成から「崩壊」までー」『スラヴ研究』32、1985年、106-126頁。
遠藤泰弘「ヴァイマル憲法制定の審議過程におけるフーゴー・プロイス ―直接公選大統領制をめぐって―」権左武志編『ドイツ連邦主義の崩壊と再建 ― ヴァイマル共和国から戦後ドイツへ ―』岩波書店、2015年、2-25頁。
飯田芳弘「ヴァイマル共和国における民主的単一国家論」権左武志編『ドイツ連邦主義の崩壊と再建 ― ヴァイマル共和国から戦後ドイツへ ―』岩波書店、2015年、26-63頁。
シェーンベルガー, クリストフ(遠藤泰弘訳)「ドイツ連邦国家の発展 ―1870年から1933年まで―」権左武志編『ドイツ連邦主義の崩壊と再建 ― ヴァイマル共和国から戦後ドイツへ ―』岩波書店、2015年、231-248頁。
藤波伸嘉「ババンザーデ・イスマイル・ハックのオスマン国制論―主権、国法学、カリフ制―」『史学雑誌』124(8)、2015年、1-38頁。
西村木綿「民族の「自決」とは何か:ユダヤ人「ブンド」の問いをめぐって」『社会思想史研究』39、2015年、131-149頁。
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