2014/07/30

2014/7/31


・到着

フランクフルト経由でケルンに到着、無事ホテルの部屋に落ち着いた。語学学校の提供する住処に入るまでの三泊をこの宿で過ごすことになる。

手荷物や鉄道への乗継についてなど書きたいことはあるのだが、ケルン中央駅を出てすぐに背中に謎の液体をかけられその件について強面の男に話しかけられるという事案が発生したのでそのことを記す。
駅を出てホテルへの道を歩いていると、後ろから30代くらいの男に英語で話しかけられた。ガタイの良い彼が言うに、僕のバックパックが汚れているからおろして見ろという。従うと、確かに液体がぶちまけられており、まだ乾いていない状態だ。すると彼はどこから取り出したのかくしゃくしゃのトイレットペーパーらしき紙を差出し、手伝うからかばんを下せ、ほらボディバックも汚れてるじゃないかこっちに寄越せと、ジェスチャーを挟みながらの片言の英語で言い寄ってくる。この時点で僕はこの男が液体をかけた張本人であり、人助けを装いカバンやカバンの中のものを盗んで逃げようと企んでいると判断、彼の申し出を「すぐそこが宿だから大丈夫だ」と断り汚れたままのバックパックを背負い直して早足で歩きだした。彼は使い道のなくなったトイレットペーパーを握ったまま別の方向へと去って行った。判断が正しかったかは分からないが、これでよかっただろう。
部屋に着き荷物と衣類をチェックするとズボンが全面汚れており、このままでは履けない状態。臭いからして液体はビールだと思われる。

閉店間際のスーパーで缶入りのケルシュを買ってきたのでまあとりあえず乾杯。

2014/7/30


Lufthansaのホームページでオンラインチェックイン。

いよいよ最後の日となったが、周到なスケジューリングのおかげで夜には特にすることがなくなった。ブログのデザインをなんとかしたいが、そこまでの余裕はない。ただ、なんとなくタイトルを無題からüにした。

時折緊張の波がくる。

出納
±0

2014/07/28

2014/7/29


典型的ではあるが、荷造りの傍らで日本にいる間にやっておくべきことをこなすというのが最後の日々の過ごし方となっている。この日は横浜へ行き、かつての散歩コースを歩き、ラーメンを食べて帰ってきた。
ダイソーでアイマスクと耳栓のセットを購入したが、効果はどれほどか。梅こぶ茶も買った。

ブログのデザインはだいぶ前に設定したもので、当時は色々と調べてがんばったのだがそれが裏目に出て今は変更の仕方が分からない。
タイトル部分(無題だが)のカプチーノは群馬県の果て、四万温泉にあるカフェで出されているもの。全体の背景は、厦門コロンス島のキリスト教墓地に沿った階段。

出納
±0

2014/7/28


前々から考えていたことであるが、7月31日から約1年間留学生活を送るにあたり、ブログを書くことにした。
基本的にはユーロの出納と語学あるいは文献読みの進捗が主題となるだろうが、一日一テーマくらいは何か触れたいと思う。小旅行の記録もつけ、写真もたまに載せる。特に意図するわけではないが、結果的には後の留学生の役に立つ記述も出てくるだろう。
できるだけ毎日更新するよう心がける。

ブログのタイトルについては「独」の字を含んだ日本語の熟語で、さらに「独」を「ドイツ」と読んでもなんとなく意味が通じる掛け言葉のようなものを考えていた。しかし辞書で「独」の字を引けばわかるが、なんとかひねって掛け言葉になりそうなものだけ挙げても「独学」「独奏」「独白」「独り言」「独立独歩」「独善的」「独裁者」「独断と偏見」とタイトルに掲げるには恥ずかしい言葉ばかりである。「大学」の言葉だという「慎独」は悪くないかもと思ったが、掛け言葉として弱い。「独占欲」などは惜しいところだったが、結局無題で通すことにした。
ちなみに、もしロシアに留学していたら「露知らず」というタイトルにしようと思っていた。

ともかく、なぜ今日からブログを書くことにしたかと言えば、渋谷の外貨両替コーナーでさしあたり70ユーロを購入し、出納を付け始める必要が生じたから。



今日の出納

両替 +70