2015/07/08

ドイツの町と紋章39 フライジンク


フライジンクはミュンヘン近郊最大の都市で、人口は4万5千人。S1はNeufahrnで空港行きとフライジンク行きに分離する。
フライジンクにはバイエルンで最初の部族大公領がおかれ、やがてフライジンク司教区の首都となった。バイエルンのミュンヘンの勃興とともに徐々に重要度を失ってゆくまで、バイエルンの聖俗の中心として栄えた。

紋章は以下の通り。

Wappen der Stadt Freising

上部にはバイエルンの菱形模様が、下部には初代フライジンク司教であるコルビニアンの象徴である熊が描かれている。かつてはフライジンクの黒ん坊と教会の塔の意匠も存在したが、18世紀末に熊が唯一のモチーフとなった。フライジンクが世俗化されバイエルン領に併合されると、菱形模様が加えられた。現在の紋章は1819年に定められたものである。


バロックのフライジンク大聖堂。


PB290034

0 件のコメント:

コメントを投稿