2021/02/23

ウィーン生活1:入国・隔離一日目

  2021年3月1日からウィーン大学博士課程に移ることになり、2月21日に妻とウィーンに引っ越してきた。これから留学までの手続きについても振り返っていこうと思うが、とりあえず日本出国からの数日間について記録しておく。

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 出国前の約10日間は大阪の両親宅で過ごしており、飛行機も関空から。今は日墺間の直行便がすべて止まっており、今回使ったドバイ経由のエミレーツ便はウィーンにたどり着く数少ない手段の一つである。23:30の便だったが、見送りの家族とともに余裕をもって20時前に到着。予想はしていたものの、空港の閑散ぶり、静寂ぶりは衝撃的だった(その日の国際便は合計で5便ほどしかなかった)。チェックインが始まる頃にはそれなりに人がやってきているように見えたが、結局機内はガラガラで四人席で横になって眠ることができた。

 チケットは受託40kg、機内7kg制限がある学生料金のもので、ギリギリまで詰め込んでいたが前者のチェックはかなりゆるかった。後者に関しても搭乗口でのチェックはなかった。ただし、学生料金の同行者への適用をめぐって担当者と30分ほどやり取りがあった。

ターミナル1出発ロビー

ターミナル1 2F

ターミナル1 3F


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 ドバイ空港には5:45頃到着。ほとんどの店舗が営業しており、関空とは打って変わって明るい雰囲気。飛行機も5分、10分間隔で飛んでいる。乗り継ぎ手続きもスムーズで、2時間ほど余裕があり、朝食をとった。ドバイ~ウィーン便は帰国する旅行者と東南アジアからの団体でかなり混みあっておりほぼ満席状態だった。

Marhaba Loungeで朝食

 オーストリアは現在安全国以外からの入国者に検査と隔離を義務付けており、それに伴う書類のチェックなどのため行列ができていた。ただしチェックはそれほど厳しくないのか列が進むのも早く、自分たちも何をしに来たのかなどの簡単な質問で通過できた。長期滞在者用のDビザさえ取っておけば入国を拒否されることはないだろう(一応自分はDビザ所有者は入国を認められるということが書かれた法令を印刷して用意していた)。

ウィーン空港到着ロビー

 入国時に陰性証明書が提出できない場合、入国後24時間以内の検査が必要なので、空港に隣接した医療センターまでカートで荷物を運び、そこで抗原検査を受ける。もう一度空港に戻ったころに陰性の結果がメールで送られてきた(陽性だったときにどうなるのかは分からない)。空港内のタクシー会社の言い値がなんとなく高く、また運転手がわらわらと寄ってきて不穏だったので、結局Uberを呼んで家に向かった。無事到着し、大家に一通り部屋とアパートの設備を案内してもらう。HousingAnywhereで見つけた家だが、写真で見たよりも広く住みやすそうだった。地下に荷物置き場があるのがありがたいのと、やはりセントラルヒーティングは素晴らしい。

 大家が帰ってようやく落ち着けたのは16時ごろで、大阪の家を出てからは30時間ほど経っていた。この日は時差ボケを避けるためになんとか夜まで起きていたが、21時ごろには力尽きた。

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 安全国以外からの入国者の隔離期間は公式には10日間だが、5日目に検査を受けて陰性であった場合、その時点で隔離を中止することができる。入国日は0日目と換算されるため、この日が隔離1日目となる。

 旅行であれば朝から街に出て行動することで時差ボケを治せるのだが、隔離生活だと頭が痛いとそのまま寝転んでしまい、また昼寝もいくらでもできるのでなかなか治しづらい。事務仕事は後回しにし、一通り荷解きをしてオンラインショップで生活必需品を購入したら一日が終わる。IntersparとBillaの宅配はどちらも最短配達日が明後日であり、時間が早かったBillaを使ったが、大家に予め用意しておいてもらった食糧が早めに尽きるかもしれない。他にDMで石鹸や洗剤を、IKEAでハンガーやテーブルを購入。

 ひたすらパン(Semmel)、チーズ、ハム、ヨーグルト、卵を食べる。昼は日本から持ってきた無印のカレーとサトウのご飯。食洗器がちゃんと作動することを確認。フライパンでSemmelをカリカリに温めようとするもIHの加熱が遅すぎて苛立つ。

昼食




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