2021/02/28

ウィーン生活3:隔離三日目~五日目

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 既に隔離中の記憶は遠のきつつあるのだが、一応書き残しておく。この日は隔離初日にBILLAのオンラインショップで購入した品を受け取った。宅配を受け取るプロセスを試せたとともに、ともかく食べるものに困らない状態になったことで安堵した。買ったのはジャガイモ、たまねぎ、ハム、チーズ、水、コーンフレーク、パンなど、大したものではないのだが。

 もともと家にあったデロンギのエスプレッソマシンを洗って作動させ、普通のJulius Meinlの豆を使いある程度満足のいくブラックコーヒーが淹れられることが分かった。たまにテレビをつけるが、ナレーション以外のドイツ語はほとんど聞き取れず、先が思いやられる。

BILLAで買ったもの

コーヒー

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 次の日が検査日ということで、実質的な隔離最終日という感覚で過ごす。昼になり、ドラッグストアDMとIKEAから立て続けに商品が届く。IKEAでは11品注文したにもかかわらず1つの机しか届かず、しかしIKEAの注文履歴を見ると全商品配達済みになっており焦ったが、IKEAのカスタマーセンターに連絡すると残りの商品は別個でこれから発送されることが分かった。

 ようやく本格的に論文の修正に着手する。注文していたHoTのSIMカードが届いたので、早速アクティヴェーションする。夜は、BILLAで注文していた冷凍のピザとチェバプチチを食べ空港で買っていたビールを飲み、隔離最終日を祝う。

夕食
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 オーストリア保健省の定義によれば、入国日が隔離0日目で、この日が隔離5日目である。5日目にPCR検査あるいは抗原検査で陰性結果が出れば、その時点で隔離を終えることができる。例外的に検査のための外出は認められており、我々は家から一番近いシェーンブルン宮殿そばの検査場Teststrasseに徒歩で向かった。歩行者向けの検査場はOrangerieの建物内に設けられており、事前予約のQRコードと身分証を提示したのち、検体を抜かれ、シャンデリアのぶら下がった広間に並べられた椅子に座って検査結果を待つ。検査時に結果判明時間が知らされるので、それまで20―30分間待ち、その時間が来たら出口にいる職員のところで結果を印刷してもらう。我々は二人とも無事陰性で、自由の身となった。

ドライブスルー検査場

 その後、この日は街の中心に出ることはせず、公園や市場などに寄りつつ家に帰った。野菜や肉などが予想より高かったこともありMERKURなどの現地スーパーでは今後の食事を思って絶望感に苛まれたが、最寄りのトルコ系スーパーは米、スパイスなどの品ぞろえがかなり魅力的であり、ここに頼れば自炊生活も続けられると感じた。バルカン、トルコ系食材が揃う市場Meiselmarktもかなり役に立ちそう。
 夕方、新たに受け取り場所に指定していた近くの文具屋でIKEAの残りの商品を回収。早速机などを組み立ててすべて部屋に並べた。

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