2021/03/08

ウィーン生活4:入国から二週間

  水曜日(3月3日)に新指導教員との面会を済ませ、入国後の一通りの懸案事項を処理し、やや気が抜けたところで風邪を引いてしまった。可能性がゼロとは言えないのだろうがおそらくコロナではなく、喉の痛み、頭痛、倦怠感、微熱などが順にやってきて3日ほど続いた。唯一持ってきていた葛根湯をとりあえず飲み、途中からドラッグストアで売っている飴とホットレモンを摂り、ようやく日曜の朝に快復した。治るまでかなり気分が参っていたが、妻にうつらなかったのがせめてもの救い。

飴とホットレモン

 今日で入国から二週間が経ったことになるが、五日間隔離していたとはいえ、この間一度もウィーン市を出ていないというのは自分の行動様式からすると異常事態である。ただ、レストランはテイクアウトのみ、商店は入店制限、ホテルは観光利用禁止という現状だと、とても出かけようという気分にはならない。日本では、これほど強く「終わってほしい」と感じることはなかった。

 以下、ここ最近済ませた用事をまとめておく。

・巨大ショッピングモールSCSで買い出し。IKEAを中心に食器など買いそろえる。レストランはもちろん、ショッピングモール内で飲食が一切できないので、寒空でテイクアウトしたバーガーキングを食べる。上で一度もウィーン市を出ていないと書いたが、厳密にはこのSCSは隣のVösendorfという自治体に属している(ので市内交通チケットに加えて2ユーロほど多めにかかる)。

SCS

Superdryも入居

・住民登録。自分の住む14区はなぜか自らの区役所を持っていないので、13区の庁舎で手続きをする。日本語記事で認証翻訳付きの戸籍が必要だという情報を仕入れ、一応用意したが、パスポートと家主の署名入りMeldezettelのみで登録が完了した。概してあっさりと完了。

13区庁舎

・Erste Bankの銀行口座開設。結局窓口のほうが確実という説も目にしたが、とりあえずオンラインでの口座開設を試したところ成功した。テレビ電話で本人確認手続きが完了し、その時点でオンラインバンキングの利用が可能になり、後日キャッシュカード・デビットカードが送られてきた。

・ウィーン市内交通の年間乗車券購入。学生割引は26歳までの年齢制限があり、残念ながら大人料金の365ユーロ。こちらも購入手続きはネットで済ませ、後日カードが家に送られてきた。カードが届くまでの間も、購入確認メールを見せれば切符を新たに買う必要はないということだ。ただ、ウィーンに来てからまだ一度も検札にあっていない。

・奨学金支給機関に出頭。

 そのほか、引き続きAmazon.de(残念ながらAmazon.atは存在しない)などで必要な家電などを購入している。唯一まだ目途が立っていないのが自宅での作業用の椅子。実際に家具屋を何件か回ったりもしているのだが決定打がなく、ネットで決めるのも怖く、備え付けの固いダイニング用の椅子で作業を続けている。

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