・クリスマスマーケット巡り
29. München, Sendlinger Tor
Marienplatzの南西にあるゼンドリング門の前の小さな広場のクリスマスマーケット。同名の駅はミュンヘン市内交通の要衝であり、規模の割に訪れる人々は多そう。大通りを挟んだ向こう側にあるトラムの駅からは期間限定でクリスマス仕様のトラムが運行しており、そちらも親子連れでにぎわっていた。
30. München, Theresienwiese
世界的に有名なオクトーバーフェストの会場であるTheresienwieseは、冬になると一大クリスマスイベントTollwoodの会場として再び人々を集め始める。クリスマスマーケットでお馴染みの屋台も出店するが、電飾がきらめく広大な敷地にテントの立ち並ぶ姿はもはやテーマパークである。サーカスを思わせるテントの中身はフードコートや露店街となっており、普段見られないエスニック志向の商品が目立った。
31. Salzburg
多くの町のクリスマスマーケットは12月23日あるいは24日の午前中を最後に終了を迎えるが、一部の観光地では集客の見込める年末年始まで引き続き市が開かれている。オーストリアのザルツブルグもその一つで、軒並み休業中の市街地の商店街とは打って変わった盛り上がりを見せていた。ドイツの外の市を訪ねるのは初めてだったが、目についた特徴は通路がやや広かったこととWifiが飛んでいたことくらいか。食べ物はウィーン名物カイザーシュマーレンを売るなどのオーストリア意識が見られた。
32. Praha
旧市庁舎、ティーン教会、ヤン・フス像などの錚々たる役者のそろったプラハの旧市街広場に、この季節はクリスマスマーケットが更なる見所として加わる。ティーン教会と巨大クリスマスツリーが並んだ姿は圧巻。露店では伝統的にこの地域でクリスマスに食されるTrdelníkというパンや蜂蜜酒Medovinaを楽しめる。Medovinaはもともと宗教儀式で用いられた飲み物で、今も寒い冬にはスパイスを加え暖かくして飲まれているようだ(http://www.radio.cz/de/rubrik/tagesecho/medovina-ein-getraenk-fuer-goetter-und-menschen)。オリジナルのマグカップを作らず紙コップでグリューワインを出しているのが唯一の難点か。
33. Český Krumlov
世界で最も美しい町と称されるČeský Krumlovも、小さい町ながら観光客向けの市が年越しまで開かれていた。雪の積もった広場でのクリスマスマーケットはなかなか美しかったが、氷点下を大きく下回る寒さゆえか人出はそこまで多くなかった。
34. Wien
ハプスブルク家の夏の居所であったシェーンブルン宮殿を訪ねたのは年の明けた1月1日のことだったが、宮殿のクリスマスマーケットは朝からしっかり開かれていた。元日にもかかわらず宮殿には大量の観光客が来ていたので、休日返上も惜しくないのだろう。マーケットに特別な個性はなく、ウィーンの中心地を会場としたものの方が規模は大きそうだ(そちらは既に解体されていたが)。
以上で僕が訪れたクリスマスマーケットの紹介は終了となる。34か所を訪問、一日一ヶ所のペースということで大いに満足。観光地だけでなく、小さな町の地元のお祭りとしてのクリスマスマーケットを多く見られたのもよかった。
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