2015/03/23
2015/3/23
・旅行メモ
3.14
ほとんど寝れない覚悟をして夜行バスに乗ったが、何度か目を覚ましたものの予想外の快眠。自分でも驚きながら長時間停車したワルシャワのバスターミナルで寝起きのコーヒーを味わった。
このバスは目的地ベルリンまで連れて行ってくれるのだが、ポズナニに寄りたかったのでそこで下車。旧市街への道では雑然とした印象だったが、市庁舎と広場はかなり大きく活気があった。時間があればドイツ帝国時代の公共施設などを巡りたかったが、次に乗るバスが別のターミナルから出ることもあり、すぐに駅方面に戻った。
ポズナニからベルリンへ再びバスに乗り、ドイツへ帰還。ドイツの大都市の何とも言えない街並が懐かしい。シャルロッテンブルク駅で友人と合流し、久々に泊まるまともな宿に荷物を置き、大都会成分を求めて早速中心部へ。ポツダム広場からウンター・デン・リンデンを経てハッケッシャーマルクトまで歩いたが、正直人気は少なく拍子抜けしてしまった。ただ、ハッケッシャーマルクト周辺の飲食店はにぎわっており、さらにベルリンらしい落書きやポスターだらけの薄暗い界隈も垣間見れた。
3.15
まずはベタな観光をしようということで、東駅近くのイーストサイドギャラリーへ。残された壁に様々なアーティストが作品を描き展示されている。やはり多くのものが壁の背負った歴史的背景をテーマにしていた。
次にベルリンの中心部の一つアレクサンダー広場へ。デーブリーンの小説のタイトルから何か文学的な光景を期待したが、広場自体は普通の広場で、さらに日曜日ということもあってか人出が少なくここでも拍子抜け。とりあえずテレビ塔、赤の市庁舎、マリエン教会、ニコライ地区、ジャンダルメンマルクトと定番の名所を歩いた。昼食はフリードリヒシュトラッセ駅近くの店でハンバーガーを食べたが、ここはかなりにぎわっていた。飲食店はどこも結構人が入っており、大都市であるはずなのに渋谷的な繁華街が見つからないのは、日曜日なうえ寒いから人が路上に出ていないだけという説が有力になる。
ここまでは東ベルリン地区だったが、西ベルリンの中心地ツォー駅周辺も訪問。カイザー・ヴィルヘルム教会をのぞき、随一の繁華街だというクーダムも歩くが、やはり人はそんなに多くない。このエリアは観光名所が多いわけでもないのですぐにすることがなくなり、名物のカリーヴルストだけ食べてフリードリヒシュトラッセに戻ってホステルのコモンルームで友人の出発までの時間をつぶした。
3.16
再びの一人旅だが、ここで打って変わっての快晴。気温もぐんと上がり、朝から町に出て博物館島やベルリン大聖堂周辺を歩く。10時を待ってドイツ歴史博物館を訪問。ベルリンで最も楽しみにしていたものの一つだったが、さすがドイツと言うべきかあまりに展示がまともであり、突っ込みどころがなくいささか退屈だった。実物や図面の展示も多いので、それらをなんとなく見て歩くのがいいかもしれない。
次はかなり凝った展示がされているというユダヤ博物館へ。多くの有名建築家が関わっているらしく、ハードの部分から「展示」が始まっているようだった。態度の悪い外国人修学旅行生が大量にいたのが残念だった。
この日はあまり体力が持たず夕方一度ホステルで休んだが、夜再びポツダム広場へ。夜まで暖かく、人出もかなり増えている。ソニーセンターなどを見てからベルリン中央駅を経由し宿に戻ってきた。
3.17
この日は午前中近郊の町ポツダムへ。最大の名所であるサンスーシ宮殿は駅から離れているが、暖かく終始活気があったおかげでニコライ教会、オランダ地区、ブランデンブルク門を経由して庭園に入り、新宮殿まで歩けてしまった。ベルリンのベッドタウンとしての役割もあるはずだが、独自の優雅な雰囲気を保った町という印象。
午後ベルリンに戻り、東ベルリンのプレンツラウアーベルクへ。この辺りはニューヨークのブルックリン的な背景を持つエリアで、そこまで好きではないが少なくともベルリンと聞いて思い浮かべる雰囲気は味わえた。
夜はまだ見ていないということで連邦議会議事堂へ向かう。内部見学者の列でにぎわっていたが、予約していない僕は遠めから眺めるのみ。夜景を見ながら中央駅まで歩いた。
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