・読んだもの
トロツキー『ロシア革命史』(藤井一行訳)(全五巻)岩波文庫、2000-2001年
必読本をようやく消化したという感じだが、研究と議論の蓄積が頭にない時期に読んでいたらトロツキー(と訳者)の筆に呑まれていたかもしれない。この十月革命クライマックス史観が日本人研究者の手による最新(1973年!)の革命史である長尾久の著書の基礎となっていることを自ら確認できた。革命や戦争状態についての一般的な考察はこっそり参考にできそう。
個人的には、読んでいてこちらが恥ずかしくなる程の自己演出は文筆家トロツキーの魅力の一部。
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