2015/02/05

2015/2/5


・読んだもの

Wolff, Larry. The Idea of Galicia: History and Fantasy in Habsburg Political Culture. Stanford, 2010

ポーランド分割で「発明」され、ハプスブルク帝国崩壊まで存在したガリツィアの「地域イメージ」を時代を追って考察したもの。以下、各章の時代区分とキーワードをまとめておく。

1. ガリツィアの「発明」、ヨーゼフ主義、文明化
2. メッテルニヒ、ドイツ文化+ポーランド文化、Uncertainty、Aleksander Fredro
3. マゾッホ、1846年ポーランド貴族虐殺、農民と王朝へのloyality
4. 虐殺後の帝国批判、シュタディオン伯とルテニア人
5. 1848年革命、フランツ=ヨーゼフ、ガリツィア分割⇔一体性、Czas
6. ポーランド的自治ガリツィア、ルテニア文化運動、povertyと移民
7. 世紀末、1894年博覧会、98年エリザベート暗殺とloyality
8. ポーランド⇔ルテニア、ユダヤ人の皇帝崇拝、1908年Potocki暗殺
9. 第一次世界大戦、ポーランド清算委員会、パリ講和会議、ガリツィア消滅
10. ガリツィアと「西ウクライナ」、アメリカのユダヤ系移民、21世紀のガリツィアとハプスブルク

しかし文化史家らしいというか、飾った英語だったな・・・。

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