留学も終盤ということで、訪問した都市をゆっくり振り返りたいと思う。書くことがないこともあるだろうし、ついでにその町の紋章についても調べる。
最初はもちろんケルンで、語学学校に通っていた二か月を過ごした町。今思えばほとんど中心部と部屋を借りていたローデンキルヒェン付近にしかおらず、少し勿体なかった。大聖堂、Domに通い詰めた一方、他の史跡はほとんど無視していた。ケルシュの細いグラスとNeumarktそばのPommesの店が懐かしい。いつも賑やかで、醜くも愛すべき町だった。
紋章は以下の通り。左が大紋章で、右が市旗に紋章を重ねたもの。
以下Wikipediaを要約すると、
- 剣と笏を手にした双頭の鷲が描かれており、これは1475年以来帝国自由都市として神聖ローマ帝国に属していたことに由来する。
- ケルンはリューベックとともにハンザ同盟の共同設立都市でもあり、盾は赤と白のハンザ・カラーである。
- 三つの王冠は12世紀以来ケルン市の紋章であり、東方の三博士に由来する。1164年にケルンの大司教がミラノから運んできた三博士の聖遺物が大聖堂の祭壇に保存されているという。
- 11の黒い「炎」は16世紀にケルン市の紋章に現れ、聖ウルシュラ信仰に由来する。ウルシュラは聖地巡礼の旅の帰路、フン族によってケルンで殺害されたブルターニュの王妃をモデルとした伝説の人物である。11人、あるいは11000人の伝説の若い女性たちが、雫の形で紋章に表されている。
- ケルン市の旗は赤と白で、紋章を重ねて掲げられることが多い。
盾の部分はしょっちゅう見たけど、大紋章がこんなんだとは知らなかったな。
写真はケルンの紋章を模したロゴマークのケルシュ、früh。
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