2015/04/26

ドイツの町と紋章8 ヴッパータール


ヴッパータールは現存する世界最古のモノレールが走っていることで有名な町。現在も市民の足として活躍しており、僕も中央駅から一駅分乗った。ヴッパー川の上でぶら下がり轟音をたてて走る車両は迫力があるが、乗ってみると意外と静かで快適だった。
他に見どころはなさそうだが、それでも人口30万人超というから驚き。NRW。

紋章は以下の通り。

Wappen der Stadt Wuppertal

ここでもお馴染みのベルギッシュ・ライオンが用いられている。
ライオンが前足でつかんでいるのは「ローマのラウレンティウス」という聖人を象徴する格子であり、脚の下の糸の塊は町の主要産業である製糸業を表している。実は格子と糸は1929年に生れたヴッパータール市をかつて構成していた二つの町の紋章にそれぞれ用いられていた。すなわち、以下左図が旧エルバーフェルト市、右図が旧バルメン市の紋章であったという。

DEU Elberfeld COA.svg DEU Barmen COA.svg

写真はやはり空中鉄道。


IMG_4617

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