ノイスはライン川左岸、ドゥッセルドルフの向かいに位置する都市。人口は15万人超で、郡と同等の地位を持つ郡独立市に属さない市としてはドイツで最大らしい。歴史は古く、ローマ時代のノヴァエシウムという植民市がその起源である。
ケルンを去る前に近場の町ということで訪れ、メインストリートと教会を軽く観光した。とりわけ目を引くものはないが、住みやすそうな印象だった。
紋章は以下の通り。右は大紋章。
右部分の白十字の起源は12世紀の印章であり、十字軍を表しているとされる。1217年の最古の紋章はこの十字模様であった。15世紀に市が皇帝から特権を授かると、帝国自由都市でなかったにもかかわらず双頭の鷲が紋章となり、さらに王冠をかぶせることが許された(これは当時、ノイスとアムステルダムのみだった)。16世紀に古い十字の紋章と新しい双頭の鷲の紋章が一体とされ、それが現在まで用いられ続けている。
大紋章のライオンが登場したのは1638年である。
写真は市庁舎。よく見ると紋章が認識できる。
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