2015/05/19

ドイツの町と紋章26 アウグスブルク


アウグスブルクはミュンヘン、ニュルンベルクに次ぐバイエルン第三の都市。ローマ時代に建設されて以降、フッガー家の繁栄やアウグスブルクの和議などで常に歴史に名を残し、現在に至っている。
ミュンヘンに家がないときオクトーバーフェストを避けてここに泊まったのだが、ミュンヘンから軽く足を延ばすには若干遠いので今思えばあのとき行っておいてよかった。夜は意外と閑散としていたが。

紋章は以下の通り。

Wappen der Stadt Augsburg

中央に描かれているのはツィルベルヌスという松かさ、すなわち広義の松ぼっくりを図式化したものであり、1467年の印章に初めて登場した。これはこの地域のローマ軍の軍旗に由来するもので、現在でもアウグスブルクのシンボルとして紋章以外でも広く用いられている。現在の紋章は1985年に簡略化されたもので、以前は鉢のような部分がコリント式の柱頭となっており、さらにそこには人間の顔が描かれていた(顔の起源は定かではない)。以下が1811年から1985年までの紋章である。



市役所なのにドイツの紋章しかない・・・。


P9300651

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