2015/05/18

ドイツの町と紋章25 メンヒェングラードバッハ


メンヒェングラードバッハはノルドライン=ヴェストファーレン州西部の大都市。1975年に合併で誕生した経緯から、二つの中央駅(Hauptbahnhof)を有するドイツで唯一の都市となっている。ブンデスリーガの古豪ボルシア・メンヒェングラードバッハの本拠地としても知られる。
ノイスの後に訪れたが、ここも人口の割にパッとしないNRW特有の都市。大通りのカフェでくつろいですぐケルンに引き返した。

紋章は以下の通り。

Wappen der Stadt Mönchengladbach

現在の紋章は合併前の諸都市の伝統を重んじた図柄であり、合併後の1977年に制定された。上部の白い鋸歯状の帯は旧Wickrath市を治めていたQuadt家、左部の大修道院長杖は合併前のメンヒェングラードバッハ市にあったベネディクト会、右部の黒十字は旧Rheydt市を治めていたBylandt家を、それぞれ表している。
合併前の旧紋章(下図)は聖人、ルカニアのヴィトゥスとユーリヒ公のライオンが描かれたもので、現在の紋章との連続性はない。中央の青い帯は小川を意味するGladbachのbachにかけたもので、星は聖ヴィトゥスもその一人に数えられる14の救難聖人を示している。




駅は味があってよかったな。


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