リューベックはハンブルクの北東65kmに位置する大都市。中世にハンザ同盟の盟主として栄え、現在もなお市の正式名称は「ハンザ都市リューベック」である。神聖ローマ帝国では自由都市の地位を享受したが、現在も州と同等の扱いを受けるハンブルクやブレーメンとは異なり、19世紀にシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州に編入された。
リューベックは日帰りで旧市街を観光した。市のシンボルであるホルシュテン門の内部は歴史博物館になっており、ハンザ同盟のイメージを掴むのにかなり役立った。中心部の市庁舎やマリエン教会の他に、ウィリー・ブラント・ハウスが興味深かった。隣には先日死去したギュンター・グラスの記念館もあったが、そちらは有料だったので入らなかった。リューベックだけでなくドイツを代表する土産の一つであるNiedereggerのマジパンでも知られ、店舗では大量の日本人ツアー客がマジパンを漁っていた。
紋章は以下の通り。
帝国自由都市の紋章にハンザ同盟の赤白の紋章を組み合わせたもので、1450年から用いられている州で最も古い紋章である。細部の変更は度々なされており、1784年から1997年までの間は以下の紋章が用いられていた。
写真は何かよくわからないがホルシュテン門内部の天井にぶら下がっていたもので、明らかに市の紋章に由来する形状である。
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