アルトーミュンスターはミュンヘンS2の終点駅があるマルクトである。マルクトとは自治体の単位の一つであり、現在のドイツではバイエルン州のみに存続している。
ここにはダッハウ収容所のあと、Sバーンが工事中だったのでわざわざ代替バスで訪れた。オーバーバイエルンの単調な田舎風景を見たのはこのバスが最初だったかもしれない。
紋章は以下の通り。
紋章には町の由来となった聖アルトー、そして聖アルトー教会(Muenster)が描かれている。ミュンスターとはラテン語Monasteriumに由来する単語で、主に南ドイツで教会の呼称として用いられた。現在の教会は18世紀にロココ様式で新築されたものだが、当初は紋章に描かれているような姿だったのだろう(あるいは、教会一般を図式化した絵柄なのかもしれない)。下部には各地の紋章でお馴染みのアヤメが加えられている。
市役所。後ろに見えるのが聖アルトー教会の塔。
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