ヴィースバーデンはヘッセン州の州都で、ヨーロッパで最も古い温泉保養地の一つに数えられる。州は異なるが、マインツとはライン川を挟んで隣接している。
ここも駅を起点に中心部を歩きまわった。保養地でありつつもかなりの大都市で、近代的な建物が並ぶ新市街と市庁舎の周囲の旧市街どちらも立派。もちろん、クーアハウスやカイザー・フリードリヒ浴場(ローマ式の混浴浴場)などからは現在も保養地として栄えていることが窺えた。
紋章は以下の通り。
この紋章は16世紀の印章を起源としており、青い背景にアヤメを図式化した絵柄が三つ描かれている。この意匠は紋章学でフルール・ド・リスと呼ばれ、元来フランスに起源を持ち、中世のヨーロッパで好んで用いられた。現在の紋章は1906年に制定されたものである。
写真は市庁舎。中央上部に掲げられているのは古い紋章だろうか。
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